『鬼神の檻(おり)』 西式豊著 ハヤカワ文庫JA 1342円 『死はすぐそばに』 アンソニー・ホロヴィッツ著、山田蘭訳 創元推理文庫 1210円 『エイレングラフ弁護士の事件簿』 ローレンス・ブロック著、田村義進訳 文春文庫 ...
おぎゃあと産声を上げてから幾星霜。高齢を生きる者の脳裏に“閉幕時間”がチラつくのは必定である。健康、介護、墓じまい、とかく悩ましい。いっぽう思い出すのは、「面白き こともなき世を 面白く」(長州藩士、高杉晋作)。
「ビックリハウス」読者は競うようにして投稿し、熱くなっていた。社会運動の研究をしていた富永さんは、60年代の社会運動が終わったからといって、70〜80年代の若者が急にしらけてしまった、という定説にかねてから疑問を感じていたという。富永さんはこの雑誌の ...
マルクス主義による資本主義の発展段階論を組み替えて労働者の解放のあり方を模索した、日本労働史の東條由紀彦。脱学校の流れをくむポストモダニズムの渦中にいた、教育社会学の森重雄や職業教育研究の佐々木輝雄。「異貌(いぼう)」3人の仕事をたどることで社会主義 ...
人文書をつくる編集者が、担当した本や影響を受けた本など、人文書の魅力を綴るリレーエッセイ。3回目は、集英社の岸優希さんです。現在、「小説すばる」編集部に在籍する岸さんが、フィクションとノンフィクションの編集の違いについて綴ります。
「まろ」は物語が進展するにつれ他の人物たちに紛れて、次第に三人称的な固有名に見えてくる。この語りの抑揚は、光源氏の主人公性が変質していく原作の物語を、思わぬ方法で再現していて実に見事だ。
50歳での遅咲きの作家デビューから病で急逝するまでのわずか4年の間に、「だるまさん」シリーズ(ブロンズ新社)をはじめとする16作品を生み出した絵本作家かがくいひろしさん(1955~2009年)。没後初となる大回顧展「日本中の子どもた ...
アメリカの詩人で日本文学研究者のジェフリー・アングルスさんが、中原中也(1907~37)の詩の英訳に取り組んでいる。「山羊(やぎ)の歌」「在りし日の歌」全編に未刊行作品からの抜粋を加えて、1、2年後の刊行を目指している。
本サイトに掲載されるサービスを通じて書籍等を購入された場合、売上の一部が朝日新聞社に還元される事があります。 朝日新聞社の関連サイト ...
本サイトに掲載されるサービスを通じて書籍等を購入された場合、売上の一部が朝日新聞社に還元される事があります。 朝日新聞社の関連サイト ...
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。